歯周病は生活習慣病?

人間なら誰しも食事をしなければなりませんので、歯垢(プラーク)は誰にでもあり、口の中には細菌がたくさん住みついています。

プラークの中にいる細菌は、バイオフィルムという強固なバリアのようなものを形成しており、バイオフィルムはうがい程度ではなかなか落ちてくれません。

しかしバイオフィルムをそのまま放置すると、菌がどんどん繁殖して歯ぐきの炎症を起こして歯石を作り、やがて歯周ポケットが出来ます。

歯周ポケットの中は歯ブラシが届きませんので、その中でますます細菌が繁殖して、歯周組織を破壊していきます。

歯みがきでプラークを毎日綺麗に落とす習慣がないと、あっという間に虫歯になったり、歯周病が発病します。

喫煙者の方は、歯周組織の抵抗力が弱まっていますので、歯周病になりやすく、悪化しやすいという特徴があります。

このように、歯周病は生活習慣によって発症する場合が多いため、生活習慣病としてとらえられています。

歯の健康のためには、正しいブラッシングをする習慣をつくり、喫煙者の方は出来れば禁煙していただきたいところです。

高齢になってもご自身の歯で何でも噛めておいしく食べられるように、少しずつでも生活習慣を改めてみませんか?

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