歯周病は初期の段階では殆ど自覚症状がないために、気づいた時には抜歯しなければならないほど悪くなっている場合が多いです。
本当に困った病気で、これまでも現在も多くの研究がなされ、次第に原因と予防、治療方法が明らかになってきました。
最近わかってきたことは、歯周病が口の中だけの病気でなく、全身の健康に影響が及ぶということです。
歯周ポケット内の細菌や細菌の出す毒素等が血管やリンパ管に取り込まれ、様々な病気を引き起こすというのです。
口の中の病気が、動脈硬化や心臓疾患を引き起こすなんて、本当に怖いことです。
様々な病気を歯周病が引き起こしていることが、次第に知られるようになり、歯科関連業界でも、これまでよりも更に一般の方たちに歯周病が理解されるように努め、歯科医院では予防に力を入れるようになりました。
実際に患者さんたちにお願いしているのは、毎日の歯みがきを丁寧に行うこと、定期的に歯科医院の健診を受けること等です。
ご自身の歯を長く持たせるために、そして全身の健康のために、歯を大切にしましょう。