歯に良いおやつ悪いおやつ

おやつにも、歯に良いものと悪いものがあります。

歯に良いおやつの条件は、歯にくっついたりしないもの、酸を作れないもの、よく噛んで食べるもの等です。

例をあげると、アイスクリーム、ヨーグルトは口の中をサッと通っていきますので、歯にくっつくことがありません。
チーズやナッツは酸を作れませんし、するめいかや煮干し、フルーツはよく噛んで食べることが出来ます。

また、ドリンクにも歯に良いものと悪いものがあり、お茶、お水は虫歯の原因になりません。
逆に歯に悪いおやつは、こんなおやつです。

歯にくっつきやすいのは、キャラメルやヌガー、スナック菓子。
酸を作りやすいのは、チョコレートや砂糖入りのガムです。
口の中に長い時間とどまるキャンディも要注意です。
そして砂糖がたくさん入ったジュースや乳酸菌飲料も、ひんぱんに飲むことで虫歯の原因になります。

おやつのあとは、軽くうがいをしたり歯磨き粉を付けずに水だけで歯磨きすると、虫歯を防ぐことができます。

 


寝る前に飲んでも大丈夫な飲み物

寝る前に飲んで、そのまま歯磨きせずに寝てしまっても虫歯にならない飲み物は、
ずばり、水、お茶、無糖のコーヒーです。

眠れないときは暖かいミルクを飲むと、リラックスして眠れる方もおられると思いますが、
牛乳、豆乳には糖分が含まれているため、虫歯の原因になる可能性があります。

その他に注意が必要なものは、栄養ドリンク、スポーツ飲料、ビール、ワイン等です。
これらの飲み物はペーハーが5.5以下で、酸性の飲み物です。
そのため、寝る前に飲んでそのまま歯を磨かずに寝てしまうと、歯の表面が溶けて虫歯になる可能性があります。

ペーハーについてご説明しますと、中性が7で、
(酸性)1←7→13(アルカリ性)
という風に、ペーハーを調べると酸性かアルカリ性かがわかります。

そして、ph5.5以下の酸性の飲み物は、飲んでそのまま寝てしまうと、虫歯の原因になります。
では、昼間に飲んだ場合も歯を溶かしてしまうのかというと、昼間は唾液が口の中を中性に戻してくれる役割をしますので、心配要りません。
ただ、栄養ドリンクやお酢、ビタミンCの入った飲料をちびちび飲み続けると、常に酸性の液体にさらされますので、歯を痛めることになります。

健康飲料等を1日に何回も飲む習慣のある方は、食後などに飲むようにして、その後歯みがきをすれば大丈夫です。

 


なぜ?歯みがきをしていても虫歯になる

毎日食後の歯磨きをきちんとしているのに、虫歯になってしまうのは何故でしょう?

虫歯になる原因は、原因となる細菌の量、歯の質(硬さ)、唾液の作用、毎日の食事、間食等の回数やその中に含まれる糖等、様々な要因が関わり合っています。

そして虫歯になるのは、毎日の生活の中での歯の脱灰力(歯の表面が溶ける量)が再石灰化力(歯の表面が元の状態に戻る量)よりも優勢になるためといわれています。

虫歯は以下のような条件の時に発生します。

1、歯が存在していること
2、食べ物のカスが歯に付着していること
3、口の中に細菌があること(口の中には500種以上の細菌が生息しています)
4、歯の質や、親から子への虫歯菌の感染
5、はみがきの際に磨き残しがある
6、食後の歯みがきをしていない

歯をきれいにみがけば虫歯予防になるということは、おわかりだと思うのですが、みがき方が強すぎると逆効果になり、歯ぐきをどんどん痛めてしまい、歯肉炎に繋がります。

三宮クローバー歯科クリニックでは、歯科衛生士によるPMTCというケアを行っております。

その時に歯みがきの癖や、みがき残しの有無などを、歯科衛生士から患者さんにご説明し、必要に応じて歯磨き指導も行います。

PMTCご希望の方は、ご予約時に「PMTC希望」とおっしゃってくださいね。


誤嚥性肺炎を防ぎましょう

日本人の三大死因が、がん、心臓疾患、脳血管疾患であることは、
有名な話ですね。

そして第4位は肺炎です。
そういえば、新聞記事で有名人が亡くなったという記事を時々見かけますが、肺炎のため、と書かれているものも多いです。

肺炎で亡くなる方の殆どは高齢者の方です。しかも、誤嚥性肺炎が多いそうです。

誤嚥性肺炎は、食べ物が誤って気管から肺に入るために起こります。
若い方は咳き込むことで吐き出すことが可能ですが、高齢の方は吐き出す機能が衰えているために、危険な状態になる場合があります。

更に、歯周病菌などの細菌が食べ物と共に肺に入ることで、肺炎を起こしやすくなるといわれていますので、高齢の方の口腔ケアはとても大切です。

毎日の歯みがき、うがい等のケアで口の中や義歯を常に清潔にすることや、虫歯や歯周病の予防や治療のために、定期的に歯科医院に通うことをおすすめします。

介護が必要な方等で通院できない場合は、訪問診療を行っている歯科医院もありますので、ホームページを調べる等して、ご利用ください。
(申し訳ございませんが、当院では訪問診療は行っておりません)

 


ノロウィルスと虫歯のお話

ノロウィルスが流行っていますね。

ノロウィルスが歯と詰め物の中に入ってひどい炎症を起こしたという話を聞きましたので、
ご紹介します。
その方は、一家全員が次々にノロウィルスにやられ、下痢や嘔吐の症状が出たそうです。

それだけでも辛いのに、同時に歯が痛みだしたというのです。

お腹の痛みよりも歯の痛みの方が辛かったとおっしゃっている位です。
どれほどの痛みか、正直想像できません。

そんなわけで、ノロウィルスの症状が少しましになると、すぐに歯医者に行かれました。
銀の詰め物を外してみると、そこはかなり炎症を起こしていました。

その症状から、歯科医師はノロウィルスが歯に入って炎症を起こしていると
診断しました。

とにかく炎症を抑えなければならないので、薬を詰めて仮の詰め物をしましたが、
歯の内側から膨張するような感じが続いたそうです。

お腹の方が良くなるにつれて身体の抵抗力も戻ってきて、やがて歯の炎症も治ったそうですが、
まさかノロウィルスの苦しみに加えて、歯痛にまで耐えなければならないとは、
思ってもみませんでした。

ノロウィルスの特効薬はないと聞いていますが、身体の抵抗力が弱まらないように、
うがい手洗いを忘れずに、身体を暖かくして、栄養のあるものを食べ、ぐっすり眠ってくださいね。