2013年02月一覧

キシリトールガムの噛みすぎ

噛みすぎに注意

キシリトールガムを噛むと虫歯の予防になるというので、1日1時間も噛んでいる方がおられます。

けれど1日に1時間も噛むと、逆効果で大切な天然の歯が擦り減ってしまいます。

当院の患者さんではありませんが、金属の詰め物はすり減りにくいため、その周囲の天然歯のエナメル質だけが大きく擦り減ってしまい、金属の詰め物が歯から飛び出た状態になった方もおられると聞きます。

健康のためにと始めたことが、結果的に健康を害してしまうことがあります。何事も程ほどということが肝心ですので、くれぐれもやりすぎ、噛みすぎにはご注意くださいね。

お酢やクエン酸の飲料も、飲みすぎると歯のエナメル質を溶かしますので、ご注意ください。

健康な歯の方は、むしろ特別なことは何もしなくても大丈夫ですので、毎日今迄通りていねいな歯磨きをすることで、ご自身の歯を守れると思います。


詰め物によってすり減る早さが違います

歯の模型

虫歯治療の際には、詰め物の材質を決めなければなりませんが、
それぞれの材質には特徴があります。

まず、自然の歯は、ほんの少しずつ擦り減っていきます。(健康にいいからとガムを噛みすぎたり、お酢やクエン酸飲料を飲みすぎると、歯は溶けて減ってしまいます。)

次に、保険で治療できる金属の詰め物・被せ物にした場合は、やはりわずかに減りますが、自然の歯に比べると、あまり減りません。

セラミックの詰め物・被せ物にした場合は、すり減る心配は殆どなく、最もすり減りにくい材料と言えます。

コンポレットレジンというプラスチックを詰め物に使用した場合は、自然の歯よりもやや早くすり減りますので、詰め物としては最もすり減りやすいと言えるでしょう。

口の中に、天然の歯と様々な詰め物が混在している場合、それぞれのすり減る早さが違いますので、何年かすると歯の当たり方が変わり、かみ合わせが狂ってきます。

「何となく違和感がある」程度で、あまり自覚出来ない場合も多いのですが、歯科医院でかみ合わせのバランスをチェックすると、異常が見つかるときがあります。

その場合は、詰め物を少し削る等、歯の高さの調整を行います。定期検診の時にかみ合わせの異常が見つかる場合もありますので、まずは歯の健診をきちんと受けてくださいね。


高級な歯みがき粉は必要なのか?

歯磨き粉

昔は家族で1本の歯磨き粉を共有するのが普通でしたが、
最近では一人ひとり好きな歯磨き粉を使う家庭が増えているようです。

特に機能面を強化した高級歯磨き粉が人気だそうです。
あるドラッグストアでは、店頭に置かれている約100種類の歯磨き粉のうち、
30種類ほどが1000円以上する高級品なのだそうです。
値段が高くても効果が期待できる歯磨き粉にニーズが集中しているということのようです。
ホワイトニングの機能があるものや、口の中の細菌の繁殖を抑えるものに
人気があるようです。

歯磨き粉は口の中にある時間が短いため、効果を期待するには使い方が重要だと思います。
フッ素入りのジェルで、歯磨きの後につけるもの等がその一例です。
歯に塗ってそのまま寝ると、就寝中の唾液の減少から歯を守ってくれる効果が期待できます。

逆に、歯磨き粉はいらないと主張する歯科医もいます。
歯磨き粉に含まれる成分によって口の中がスッキリするので、
歯がきれいにみがけていると勘違いしてしまうというのがその理由です。

口の中が泡だらけでは、そう長い時間が磨けませんし、ミントの効果で
口の中がスースーしすぎるために、歯みがきを早めに終わらせてしまう方もおられます。

これを防ぐには、歯みがき粉を少しだけつけて、時間は長めに、力を入れすぎずに
そっと丁寧にみがくという、基本を大切にすることです。

高級な歯磨き粉を使うのは悪いことではありませんが、しっかり磨けているかどうかを
チェックしながら使ってくださいね。


神戸市の歯科検診

歯を失う原因の約半数は歯周病ですが、歯周病は初期では自覚症状が殆どないために、
進行するまで気づかないことが多いです。

歯ぐきから血が出る、口臭がする等の症状があれば、歯肉炎になっている可能性がありますので、
早めに歯科の健診をお受けくださいね。

最近の研究では歯周病が全身の健康に深くかかわっていることがわかってきていますので、
口の中の他人からは見えない部分とはいえ、疎かにできません。

神戸市では市内在住の方を対象に「40歳歯周疾患健診」「妊婦歯科健康診査」を
無料で行っており、お近くの指定歯科医院で受診することができます。
神戸市から配布されている受診券が必要ですので、お手元にあるかご確認の上、
指定歯科医院にご予約下さい。
(三宮クローバー歯科クリニックは指定歯科医院ではありません)

妊娠中はつわりやお腹の中で赤ちゃんが成長する過程で、お母さんのお口の中の
状態に変化が起こり、時には歯のケアがしにくい状態となります。
安定期に入ったら、すぐに歯科検診を受けるようにしましょう。

また、赤ちゃんは虫歯菌のいない状態で生まれてきますが、
生活していく中でお母さんの虫歯が感染することで、虫歯が出来てしまいます。
ご両親の虫歯は、赤ちゃんの将来の虫歯に重要なかかわりがありますので、
出産までに歯科医院で歯のケアを行っていきましょう。


口呼吸と鼻呼吸

口呼吸

インフルエンザの季節になりました。外出から帰ったら手洗いとうがい、外出中はマスク着用等、インフルエンザや風邪の予防に気を配っておられることと思います。

それに加えて、鼻で呼吸することがインフルエンザを防ぐことに効果があります。普段は鼻で呼吸しているのか、それとも口で呼吸しているのか、それほど意識していないかもしれませんが、鼻で呼吸するよう心掛けてくださいね。

まず、口呼吸では何が悪いのかをご説明しましょう。これまでの研究結果から、口呼吸の方は、虫歯になりやすい、歯周病になりやすい、歯並びが悪くなりやすい、口内炎ができやすい等といわれています。

これほど弊害が多いのですから、すぐに鼻呼吸に変えましょうと言われて、急に変えられるでしょうか? 多くの場合、口呼吸は無意識に行っていますので、なかなか鼻呼吸に変えられないと思います。

そこで効果的に鼻呼吸に変えられる方法をご紹介したいと思います。まず、当たり前と思われるかもしれませんが、意識して口を閉じることから始めましょう。お子さんの場合は、お母さんがしっかりと見て注意してあげてください。

鼻だけ出して口の部分にマスクをするのも効果があります。口で呼吸しようと思っても、マスクがあるとないときよりも少し苦しいですね。そのため自然に鼻で呼吸するようになるというものです。

鼻が詰まりやすいために口呼吸になっている場合は、耳鼻科で診てもらいましょう。

鼻呼吸に変えるのは大変かもしれませんが、それだけで免疫力はアップしますし、口から直接ウィルスを吸い込むのを防ぎますので、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。

意識して鼻呼吸をマスターしてくださいね。