歯は磨きすぎると危ない

歯みがき

歯はうっすらとした象牙色なので、本来真っ白ではありません。日本人は黄色人種なので、ほんのり黄味がかっているのが自然な歯の色です。

しかし、真っ白なきれいな歯ってあこがれますよね。少し黄ばんでいても健康な歯の色であるならば問題はないのですが、白い歯にしたいあまり、歯みがきをがんばってしまい、結果として歯を痛めてしまう方もおられます。

白くしたいために研磨力の強い歯みがき粉でゴシゴシと強く磨くのは危険です。
それは、歯の表面を覆っているエナメル質が、研磨剤によって削られて薄くなると、知覚過敏が起こる可能性がありますし、虫歯にもなりやすくなります。

また、中の象牙質が透けて見えることによって、以前よりも更に歯が黄ばんで見えてしまうこともあります。

エナメル質は、食事のときの酸の影響をうけたり、硬めの歯ブラシや歯みがき粉に含まれている研磨剤によって、常に傷つけられています。

歯みがきは磨くというよりも、口の中にバイオフィルムが形成される前に食べカスや歯垢(プラーク)を掃除し、お口の中のばい菌を洗い流すものとお考えください。

正しい歯みがきの方法を知りたい方は、歯科衛生士によるクリーニングをお受けください。当院ではまず歯垢やバイオフィルムを染め出し、汚れの残っている部分を確認します。どうしてその部分に汚れが残るのか、汚れが残りやすい場所はどこか、歯科衛生士が一つひとつご説明し、その後汚れをクリーニングしていきます。どうぞお気軽にご予約くださいね。

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