一生自分の歯で過ごしたい

定期健診忘れずに

高齢化社会を迎え、高齢者の方の歯の健康について考える機会が多くなりました。人の寿命が80年あるとして、歯が80年もたないのは、生き物としてとてもおかしなことだと思います。

近年では虫歯予防が子どもの頃から徹底してなされるようになり、以前よりも虫歯は減ったようですが、その代り歯周炎、歯周病にかかる方が増えてきました。軟らかいものを主に食べることによって、子どもの歯周炎が増えているという話題も聞かれます。

一体、自分の歯を出来るだけ長持ちさせるには、どうしたらよいのでしょうか?それには、実は当たり前のことを当たり前に毎日コツコツ続けるだけなのです。

まず、毎日バランスのとれた食生活で、良く噛んで食べましょう。
間食はしない方が歯のためには良いです。

そして、ストレスのない明るい心で毎日を過ごしましょう。
ストレスが多いと、身体の抵抗が落ちますので、虫歯や歯周病の原因となる細菌の繁殖を許すことにつながります。

正しいやり方でていねいに歯磨きすることも重要です。
そんなことはわかっている、と思われるかもしれませんが、歯を大切に一生使うためには、ていねいな歯みがきによるケアがとても大切です。
歯と歯ぐきをマッサージするような感じで、気持ち良く行っていただけると良いと思います。

最後に、定期的に歯科医院で健診を受けましょう。
自分ではきちんと歯みがきをしているつもりでも、意外と磨けていない部分があるものです。
また、歯周ポケットが深くなってくると、自分ではその内部をきれいにすることが出来ません。

数か月に一度で大丈夫ですので、ぜひ健診をお受けくださいね。

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