口の中の細菌が全身疾患に繋がる

私たちの口の中には、なんと300種類以上の細菌が住みついていると言われています。

それらの細菌の中には、虫歯や歯周病の原因になるものが含まれていますが、最近の研究によって、それらの細菌が口の中の病気だけでなく、全身の病気にも関わっているとわかってきました。

虫歯や歯周病の原因とは全く無関係に思える、肺炎や心臓病、糖尿病などの原因にもなっているのです。

胃潰瘍の原因はストレスとピロリ菌であるということは広く知られるようになりましたが、実はピロリ菌の親戚ともいえるキャンピロバクターという最近は、歯周病になり歯周ポケットが深くなると増えてくることがわかっています。

胃潰瘍と歯周病の関係は研究によって今後ますますはっきりしていくことでしょう。

口の中には常に細菌がおり、ゼロにすることは不可能ですが、その中でも虫歯菌、歯周病菌は歯の適切なメンテナンスによって減らすことが可能です。

そのため歯科医院では、歯みがきの指導に加えて、虫歯や歯周病にかかっていなくても、数か月に一度は健診に来ていただけるよう、院内で、ネットで、本やテレビやラジオ等でも、警鐘を鳴らし続けています。

全身の健康のために、どうぞ歯科健診をお受けくださいね。

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